どんな相手でも教えてもらおうとする姿勢を崩さない黒沢の生き方
天牌外伝2巻
インターネットの麻雀ゲーム中で日本一である打ち手に、黒沢の弟子である隆とよっちんは負けてしまった。
隆はインターネットの麻雀を馬鹿にして、相手を舐めてかかっていた。その結果、実力は負けていないのに勝負に負けてしまう。
そんな二人に黒沢がかけた言葉である
相手が誰であろうと常に教えて貰おうって姿勢だけは崩したこたぁねえ
相手が格下だろうが格上だろうが、年下だろうが年上だろうが、素人・プロでも関係なく黒沢は麻雀に向き合うために相手から学び取ろうとする。
それはおそらく、その一瞬の勝負の結果だけを見ておらず、もっと長いスパンで物事を考えているからだろう。
その勝負さえ勝てれば良いのではなく、その次やそのまた次を見据えて麻雀を打っている。それが逆にその勝負の勝敗につながっている場合もある。
他人に常に教えてもらう姿勢というのは年を重ねるにつれて難しくなる。黒沢の発言をかみしめて生きていかなければならない。