大人の言い分
世の大人とよばれる人たちと飲みに行くと常にこれを言われる。
「若いうちに失敗した方が良い」
言いたいことはわからなくはない。
その大人たちが自身の人生で失敗したことへの言い訳であるような気もしなくはないが、それは置いておいても失敗から学ぶことはもちろん多い。
失敗してから創意工夫をして次の行動に向かう。当然、行動すると失敗もあり成功もある。次の成功のために失敗から始めるということは一見理に適っているように思える。
しかし、失敗を活かせられるかどうかはその人しだいである。
失敗を育てる土壌づくり
例えば、世の中の成功者とよばれる人と同じ失敗をしたら自分もその人と同じように成長できるだろうか。
おそらくほとんどの人が無理だろう。
それはなぜか?
人としての芯ができあがっていないからである。それがないと失敗という経験を活かせない。失敗を認め、自身の能力の無さを認め、今までを改めて、勇気をふりしぼり立ち上がる。
これらのことはそう簡単ではない。
失敗した方が良いと言われるが、失敗から学びとる土壌が育っていないと意味がないのだ。
失敗という経験は重要だ。しかし、それ以上に失敗するまでにどのような人間に育っているかの方が重要なのだ。
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