人生に対する考え方をこの黒沢の言葉から学ぶことができる
天牌外伝7巻
黒沢に負けたせいで、それから一回も麻雀に勝てなくなったという若者が現れる。
そんな彼に黒沢は優しく伝えた。
人は必ず下がる時期もあれば上がる時期もある、それに向き不向きってのもあるしな
自分は麻雀に向いていないかもしれないという彼に、黒沢は「結論付けは自分でやるんだな」と一転厳しい言葉を投げかけた。
黒沢がもっと優しい言葉を言うこともできただろう。しかしそれでは彼のためにならない。優しさは時として毒にもなることを黒沢は知っている。
下がる時期はじっと上がる時期がくるまで耐える、向いているか向いていないかは死にもの狂いでその世界で戦って自分で決める。
そんな当たり前のことを黒沢は言葉と背中で分からせようとする。